居合道における負傷、ケガ

 居合道は決して激しい動きをする武道ではありませんが、身体を痛める場合があります。
 この記事では、居合道で痛めやすい身体の部位や、ケガについて述べます。

この記事の要約
  • 居合道では、主に関節を痛めやすい
  • 予防や保護には、各サポーターがオススメ
  • 上級者は真剣を扱うため、ケガや事故に注意

居合道で負傷しやすい身体部位

 主に関節を痛めやすいです。準備体操は入念に行いましょう。
 以下は主に痛めやすい部位を紹介します。

 一番負傷しやすい部位なのではないでしょうか。
 居合では頻繁に正座したり、膝立ちから立ち上がることを繰り返すため膝に負担がかかります。
 普段、テーブル生活をしている人が正座をするとかなり膝が痛くなると思います。
 始めたては一本目「前」でたくさん正座しますが、無理しないでください。

手首

 居合は片手で刀を抜きつける技が数多く存在します。
 また、血振りの動作の多くは右片手でおこないます。
 そのため、手首を負傷しやすいです。

筆者
筆者

刀は700g~1000gくらいの重さです。片手で振ると手首に負担がかかりますね。

足の甲

 正座をすると足の甲を床につけることになります。
 足の甲には骨の出っ張った部位がありますが、正座をするとここが圧迫されて痛みます。
 さらに、この出っ張りの上には神経が走行しているため、ここを圧迫してるとしびれがでます。

筆者
筆者

始めたての頃は足の甲が痛すぎて、シャワーを当てるだけでしびれがでてました。
稽古を継続できるか真剣に悩みましたが、良くなりました。

予防や保護には、サポーターがオススメ

膝のサポーター

 膝関節の上下を固定するタイプのサポーターを装着すると良いです。
 膝関節が固定されれば、座りや立つときの負担が軽減されます。
 膝関節のサポーターは結構種類が多いのですが、薄型のタイプが普段使いもできてオススメです。

手首のサポーター

 手首をぐるっと覆うリストタイプのサポーターがオススメです。
 親指に引っかけて巻くタイプもありますが、指や手の握りの感覚が変わるので注意。

足の甲の保護は難しい

 空手やキックボクシング用のサポーターだとゴツくて不向き
 茶道用の足ざぶとんという商品もあるのですが・・・ 足裏のレース生地になってて女性用
 私は苦肉の策で、足首固定用テーピングサポーターを足の甲にグルグル巻いて圧迫を軽減しました。
 もっと良い方法や商品があるかもしれませんね。

筆者
筆者

半年経った頃、サポーターがなくても痛みを感じなくなりました。
足関節が柔らかくなったり、皮膚が厚くなって負担が減ったのかもしれません。

上級者は真剣を扱うため、ケガや事故に注意

 居合道では、四段、五段になると真剣を使って稽古をします。
 真剣は先端が鋭利であり、刃があるため当然切れます。
 上級者でも時折、納刀に失敗して、親指と人差し指の間を切ってしまうことがあります。
 また、真剣で稽古している人の眼の前に立つことや、後ろから近づくことは絶対にやめましょう。
 過去には居合指導者が生徒の太ももを刺してしまった事件もありました。

 周りで真剣を扱っているということを常に意識して稽古しましょう。

まとめ

  • 身体の関節を痛めやすいのでよく準備体操し、無理をしないように
  • 予防と保護にはサポーターがオススメ、普段使いできる薄型を選ぶとGood
  • 上級者は真剣を扱うので、事故が起こらないようにお互い気をつける
筆者
筆者

ケガすると、しばらく稽古できなくなってモチベーションが下がります。

楽しく継続するためにも、予防と保護に努め、無理をしないように!

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