この記事では、居合道を始めるまでの道のりを説明します。
基本的に、「全剣連制定居合」(全日本剣道連盟が定めた12本の形)が中心になります。
居合に興味あるけど、何から始めたら良いかわからない方に少しでも参考になれば幸いです。
居合道を始める前に知っておきたこと
居合道について
簡単に居合道について触れたいと思います。
以下は全日本剣道連盟からの引用です。
居合道は、日本刀の操法に由来するものであり、室町時代にその起源があるといわれます。勝負を抜刀の一瞬にかける居合道の修業は、死生一如、動静一貫をめざす心身鍛錬の道となっており、剣道と表裏一体の関係にあります。
引用元:公益財団法人 全日本剣道連盟 居合道について
大事なことは身体だけでなく、心の鍛錬も含まれていることです。厳しい稽古の中、時には苦しい場面もあるでしょうが、そこで忍耐力も鍛えましょう。
そして何よりも、礼儀作法を学びましょう。先生や門下生への礼儀、刀への刀礼などの礼儀作法は社会生活でも役立つはずです。
居合道と抜刀道
居合道はたまに藁を切るものをイメージする方がいますが、厳密には居合道ではなく、抜刀道、または抜刀術というそうです。居合道は、想定した状況と相手に対していかに勝つかを稽古する形稽古が中心です。 想像していたもの違う!とならないよう、おねがいします。
剣道経験がないとダメ?
剣道経験がないとダメなんてことはまったくありません。剣道経験がない方もたくさんいますし、なくても本当に上手な方もいます。興味を持った時が始めどきだと思います。
抜刀がカッコイイ!きっかけはそんな感じでいいと思います笑
道場について
通える場所にあるか
とても重要です。道場までの距離は稽古を継続するモチベーションにも関わります。
都道府県、居合、道場 などのキーワードで検索すれば、ヒットすると思います。
道場や同好会のホームページを見たり、Google Mapで位置を確認するのも良いですね。
事前に代表の方に見学の旨を電話連絡しておくとスムーズです。ぜひ連絡してみてください。
私は地方在住ですが、調べると6件くらい道場あります。都市部はもっと多いようですね。羨ましい限りです!
流派
居合道には流派がたくさんあります。例えば・・・
- 無双直伝英信流
- 夢想神伝流
- 伯耆流
- 新陰流 などなど・・・
流派で何が違うの? 思われますが、
「全剣連制定居合」の場合、流派による違いはほとんどありません。
流派による違いがでるのは、古流と呼ばれる流派独自の形をするときです。
こればかりは未熟者の私が言葉で説明するより、Youtube等で動画を見たほうが良いです。
気になる方調べてみてください。居合、流派名、古流などのキーワードで検索。
入会金、年会費、月謝など
これも大切な項目ですね。私が在住する周辺の道場の費用についていくつか例を挙げます。
- A道場 ー 入会金:5,000円 年会費:10,000円
- B道場 ー 入会金:3,000円 年会費:2,000円 月謝:5,000円
- C道場 ー 入会金:3,000円 年会費:2,000円
- D道場 ー 入会金:なし 月謝:3,000円
・・・バラツキがありますね。
こればかりは道場の事情によると思いますので、ホームページを参照して確認しておきましょう。
必要な道具
最初の見学は手ぶらで行って全然大丈夫です。
本格的に居合道を習おうとする上で必要な道具を紹介します。
居合刀と刀剣袋
これがなくては始まりませんね。
購入時の注意点ですが、絶対に居合練習用の模擬刀を購入してください!
鑑賞用の場合、素振りの負荷に耐えるよう設計されてないため、壊れる可能性があります。
必ず専門店で購入しましょう。保証や修理などのアフターケアも受けられます。
居合刀はインターネット販売でも買えます。最初の刀の予算は、3〜5万円程度
刀を購入したら、刀剣袋も購入しましょう。道中、そのまま刀を持ってたら警察に捕まります。
刀剣袋は入門用から上質なものまで様々ですので、予算に合わせて検討してください。
入門用はおおよそ、5,000円程度です。
私は東山堂で購入しました。初心者から上級者までラインナップが充実してます。電話で問い合わせもしたことありますが、丁寧な対応でした。
道着と帯
刀の次に重要な道具ですね。居合道衣と袴、上下セットで購入しましょう。
また、帯刀するための帯も必須ですので必ず購入しましょう。
予算は、3点セットで1万円くらいでしょうか。
膝サポーター
早めに買いましょう。居合は膝に体重を乗せるのでとても負担がかかります。
バレーボール用の膝サポーターで大丈夫です。
まとめ
- 居合道は心と身体を鍛錬する武道
- 継続して通える道場を見つけることが重要
- 始めるための予算は、概ね6〜7万円程度
この記事が居合道に興味を持った人の力になれば幸いです!
コメント